●"恋愛物語展"で、『きみしね』と恋愛について語った！
本日6月25日、都内の日本科学未来館で開催中のイベント"恋愛物語展-どうして一人ではいられないの？"で、『きみのためなら死ねる』(セガから発売中のニンテンドーDS用ソフト)のディレクター、吉永匠氏のトークイベント"ゲームと恋愛 指先から芽生える愛情"が行われた。吉永氏は、『きみのためなら死ねる』のゲーム内容を改めて説明し、そこに込められた恋愛観について語ったぞ。同ゲームはひと目惚れした女の子の気を引くために奔走する、男の子の恋愛劇を描いた物語。ニンテンドーDSの"さわる"、"こする"といった操作を最大限活かした内容で、純粋な"恋愛ごっこ"が楽しめると話題になったソフトだ。今回のトークイベントは、催しの趣旨とゲーム内容が合致し、実現に至ったのだとか。
まず吉永氏はゲームができるまでの経緯を説明。ニンテンドーDSのタッチパネルを初めて見たときに、「女の子に触ることができたら楽しそう」(吉永)と感じたことがゲーム制作のきっかけになったという。
「ただ触るだけだとエロティックになってしまうので、恋愛感を持たせました。このゲームを通して、初めて手をつなぐような、そんなふれあいを味わってほしかった」(同)
人物描写については、あえてシルエットのみのデザインを採用。これはキャラクターの情報量を少なくして、ユーザーの想像力をかきたてる効果を狙ったものだという。「謎がある人ほど魅かれますしね(笑)」(同)というように、プレイヤーによってさまざまな女性を心に描かれていたはずだ。
また、吉永氏は独特なそのタイトルについても言及。紆余曲折があったとのことで、当初は300もの候補があったとか。中には、"ケイン・コスリ"や"こすりあい宇宙(そら)"などの案もあり、「最後のほうは案も尽きて、あり得ないタイトルも出てきました(笑)」(同)と振り返る。結果、採用されたタイトルは響きこそ過激だが、"相手のために死ぬのではなく、いっしょに生きていく"という純粋な気持ちが込められているという。
「通常のゲームの役割が、"現実を忘れ、気分転換する"ことならば、このゲームの目標は気分"変"換すること。ユーザーの気持ちを底上げして、現実でもハッピーになってもらえるものを心がけました」(同)
恋愛という難しいジャンルを、ミニゲーム集という手法で表現し、さらには、純粋な恋愛感を提案していく。このゲームの目指すところは壮大だが、実際、「このゲームをプレイして告白する勇気が出た」などという便りも届いているとか。『きみしね』を通して、恋愛分野で"啓発"されている人も少なくないようだ。
http://www.famitsu.com/game/news/2005/06/25/h-103_40681_yosinagasi.jpg.jpg ...................................................看不懂 『きみのためなら死ねる』！？
为你而死？
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