邪悪の樹
邪悪の樹(Tree of evil)はクリフォトを図式化したモデルのひとつである。邪悪の樹は最下位のセフィラであるマルクトの下方に伸びており、生命の樹を逆さまにした構造を持つ。邪悪の樹の各球体には様々な悪徳と悪魔が対応する。また、球体の番号にはそれぞれ虚数単位を意味する「i」が付けられている。
日本では「トワイライトゾーン」誌に掲載された魔術に関する記事でこの図式が紹介されたが、その情報源はウイリアム・G・グレイ(William G. Gray)の The Tree of Evil である。魔術の学院I∴O∴S∴の学習主任である秋端勉も同じモデルを採用している。
セトのトンネル
アレイスター・クロウリー晩年の秘書であったとされるイギリスのオカルティスト、ケネス・グラントは Nightside of Eden (1977年)において生命の樹の闇の側を探求した。セトのトンネル(Tunnels of Set)は同書の後半で解説されているもので、生命の樹の22の径に対応するクリフォトの闇のネットワークを表している。これを著すに当たりグラントが依拠した情報源は、クリフォトの22の径に対応する霊(genius)の名称とそのシジルが記されたクロウリーの霊界交信文書 Liber CCXXXI (『231の書』)であった。