【絵文録ことのは】HOME > [おすすめ記事, 中国網話] > 「ロリ」「ショタ」「萌え」「攻・受」もそのまま通じる。日本からの影響を受けまくっている台湾オタク用語集200
≫ 次:ライブドアは「松下電器型」か。ブログニュースに見るサービス展開スタイル
≪ 前: エキサイト・コネタ「コス茶」は誤読。ニューヨークタイムスに紹介された秋葉原メイドカフェ記事を全訳
「ロリ」「ショタ」「萌え」「攻・受」もそのまま通じる。日本からの影響を受けまくっている台湾オタク用語集200
台湾ではACG(アニメ・漫画・ゲーム)というのが「オタク」の世界である。
たまたまネットで台湾のオタク用語集を見つけてしまった。そのほとんどすべてが日本から輸入された概念で、日本のアニメ・漫画・ゲームの影響力はあまりにも大きい。台湾ならロリもショタも萌えも(オタクには)通じるようである。
ゲームとかアニメとかよくわからんところもあるが、とりあえず訳してみたので載せておく。誤訳があればごめんなさい。ただ、原文の説明そのものが間違っている場合は責任を負いかねる(台湾ではそう受け取られているということで)。また、日本ではなく台湾での事情を反映して意味が変わっている場合もあると思うのでご了承を。
★5/21 23:00追記・修正。特にどこを修正したかは明記していない。
--------------------------------------------------------------------------------
2005年05月21日10:15|記事内容分類:おすすめ記事, 中国網話|by 松永英明
この記事のリンク用URL|コメント&トラックバック(44)|この記事をはてなブックマークに登録→
--------------------------------------------------------------------------------
注意書き
以下、同じ内容があちこちに転載されていて、もはやどこが出典なのかわからない、というかどんどん進化しつつあるようなのだが、とりあえず一番たくさんまとまっていたブログ記事「灰灰的梦做到哪是哪--一直看,偶而会用~却大部分不明所以.....存来随便作为参考,有错和我无关」から訳してみた。ここには、他の掲示板などに載っている用語集が3種類載っている。かなりだぶりもあるが、そのうち2種類をそのまま整理せずに訳出してみた。最後の1つというのはひたすらロリの系譜・歴史を書いていて、さすがに耐えられないので今回は断念。
もともとが中国語における解説なので、日本語の意味が中国語に置き換えられているところもある。それはそのまま中国語での対訳を残した。また、リンク先を見てもらえばわかるように、日本のひらがな・カタカナがそのまま記載されているところも多い。たまに間違っているところがあったので、それは修正しておいた。
なお、(※……)の部分は訳注。butさんの助言も大幅に取り入れた。
台湾オタク用語集その1
(※おそらくこれは台湾で使われているオタク用語の解説集。なぜか人民網:什麼網絡詞匯令你頭痛?庫索語言大搜集にも簡略化されて転載されている)
H:日本語"HENTAI"(変態)のローマ字の頭文字、通常18禁のものを指す。たとえばH漫、H-Game……等。
ACG: Anime(アニメーション)Comic(漫画)Game(ゲーム)の略称。
健全:普通級/全年齢
女性向:女性対象と想定された作品
男性向:男性対象と想定された作品
推倒 / 撲倒: だれかを地面(ベッド上)に押し倒す意味。多くの男性がやってみたい行為と考えられる。はっきり言えば要するに強X(強姦)のことで、同時にまた「やられる」の意味もある(台湾人はこの用語を非常に好んで使う……)(※実際のところはエッチする意味で、強姦だけに限定ではない)
翻過來, 繼續: 上述の行為を男性について使うなら、さらに進んだ行為となる。BL団が使う。
蘿莉 / Loli: (ロリ)「幼女」の意味で、年齢は約12歳(16歳?)以下のおんなのこである。もとは「LOLITA」と書く。人によって見解は違うが、今は外見が子供っぽい女の子も指し、その明確な定義は「個人の観点によって認知された小妹妹」ということになる。
正太: (ショタ)「Loli」と性別が逆の同義語で、年齢が約12歳(16歳?)以下のおとこのこである。もとは「鉄人28号」の金田正太郎。同様に人によって見解が違うが、今は外見が子供っぽい男の子も指し、その明確な定義は「個人の観点によって認知された小弟弟」ということになる。
御姐: おねえさん。特に16~30歳の女性を指す。
大葛格: おにいさん。
歐巴桑 / 歐巴: 30歳以上の女性(※「オバサン」と読む)
歐吉桑 / 歐吉: 30歳以上の男性(※「オジサン」と読む)
OBS: 歐巴桑(※大陸限定)
OGS: 歐吉桑(※大陸限定)
MM: 妹妹(※妹、女の子)(※大陸限定)
LM: 辣妹(※ギャル)(※「109辣妹」で「ガングロコギャル」らしい)
UK: 幼齒(※台湾語で発音はiu-khi(ユキ)。14~16歳くらいのかわいい女の子、または童顔)
死死團: バレンタインデーが近づいたときに恋人のいない人の自称。「稲中兵団」(稲中卓球部)より。
兄貴: 全身筋肉隆々の強壮な男子。
姐貴: 全身筋肉隆々の強壮な女子。
巨乳: 大胸部。
魔人: ある方面で技と力に優れた人。たとえば、灌水魔人(※灌水は掲示板で無駄な投稿で流す人)、賺錢魔人(金儲け魔人)……
XX魔: マイナスの意味を含む。通常は犯罪者を指す。たとえば、強暴魔(凶暴な奴), 縱火魔(放火魔)……
XX控: ある特定の人種を愛好する人。たとえば、蘿莉控(ロリ萌え)、正太控(ショタ萌え)……(※控は「コン」と発音する)
腐女子: BLを愛好する女性。同人女ともいう。
御宅族 / Otaku: ACG 愛好者。
痴漢: 色魔。
泡菜: 韓国人の呼称。(※泡菜=キムチ)
BL: BOYS LOVEの略。男性間の「美しい友情」(恋情)を指す。
GL: GIRLS LOVEの略。女性間の「美しい友情」(恋情)を指す。
攻: BL / GL 用語。男性役の方を指す。
受: BL / GL 用語。女性役の方を指す。
年下攻: BL / GL 用語。 若い方が攻になる。
總攻: BL / GL 用語。攻だけで受にならない。
總受: BL / GL 用語。受だけで攻にならない。
健氣受: BL / GL 用語。明るく健康で活発なタイプの受君。
弱氣受: BL / GL 用語。内向的で軟弱、情緒的な受君。
★ X ☆: BL / GL 用語。★は攻の方、☆は受の方を意味する。注意。★と☆の位置は逆にしてはいけない。つまり「★ X ☆」は「☆ X ★」と同じではない。
主從: 主人/主君 と 従者/随従。
逆天: 常識に逆らうこと。
強者: 「逆天」行為をなす人。
白目: もとの意味は黒目の部分がない=事実を理解しない人を指す。台湾のみの用語。もめごとを起こす人に用いられる。この言葉が一番よく見られるのはオンラインゲームで、オンラインゲームの発展につれて広まった。「小白」とも呼ぶ。
小黑: ブラックリスト。
浸小黑: ブラックリストに載る。
回鍋: 二重投稿された文章。
班竹: 版主=掲示板スレッド管理人。(※大陸での言い方)
漢奸: 友人を裏切る、裏切り者。
簽帳卡: 彼氏(※原義はクレジットカード)
開刀: 版主を槍玉に挙げる。
回娘家: 転載した文章がまわりまわってもともとの出所やBBSに転載される(※原義は「実家に帰る」)
洗版 / 炸版: 同一個人の文章でスレッドが埋められる。悪意ある投稿をする人を指す。
解剖: ある人に対する解析。
打屁: チャット。
打鼓: タバコを吸う。
孟穫: 南蛮語。つまり「わからない」という意味。(※詳しい説明は下方にて)
出槌 / 凸槌: 間違いを気にしない。
芭樂: 果物の一種(ザクロ?)。台湾では、間違った情報を指す。同時に手榴弾の意味もある。@.o" (外見が似ているから?!)
芭樂姆特: "巴哈姆特電玩資訊站"の別名。略して"巴哈姆特"とか"巴哈"とかいう。"巴哈姆特"では根拠のない情報がそのまま放置されていることが多すぎるので、こういう雅号を与えられた……。最もおそろしいのは……台湾人はふつう情報の真偽をあまり気にせず、見たものをそのまま本当だと思ってあちこちにばらまいてしまう……。オンラインゲームの情報では特にひどい。
FDD: 肥嘟嘟。ぶよぶよのデブ。
CBA: 酷斃了。ちょうかっこいい。
SYY: 爽歪歪。ちょうきもちいい。
CKK: 死翹翹。死んだ~。活気がない。
TMD: 他媽的。ちくしょう。(※TMD=戦域ミサイル防衛について、台湾では税金の無駄だということで「他媽的」と皮肉るようになったらしい。by butさん)
BMW: Big Mouth Woman。おしゃべり女。
IBM: International Big Mouth。国際的おしゃべり。
KTV: K=殴って、T=蹴って、Vサイン(※KTVはカラオケボックスのこと)
PMP: 拍馬屁。おべっか。(※この辺のアルファベット略語は死語らしい。by butさん)
茅太太的家: トイレ。(※「茅奥さんの家」)
做蛋糕: うんこしてくる。(※「カステラを作る」)
交水費: しっこしてくる。(※「水道料金を払う」)(※以上3つは台湾では使わず大陸用語らしい)
打屁: チャット。
種草莓: キスマークを残す(※「イチゴを植える」)
洗耳朵: 音楽を聴く(※「耳を洗う」)
洗眼睛: 映画を見る(※「目を洗う」)
給一座五指山: 平手打ちをする(※「5本指の山をくらわす」)
陳水: (※陳水扁総統の名前の「扁」がない=)「欠扁」(殴らずにはいられない)
茶包: 面倒、厄介
蛋白質: バカ(笨蛋)+白痴+神経質
流星: ちょっとしたエロ、あるいはちょっとだけ露出したところのあるCG画像。
豬頭: バカ、劣っている(※「豚頭」)
壓馬路: 街をぶらつく
插旗子: 見張る(※「旗を挿す」)
小強: ゴキブリ。不死身の人もこう呼ぶ。たとえば、“「聖闘士星矢」の青銅五小強”
謎之聲: 人格を隠す。ときには掲示板IDを他人と変えたりする。(※また、自分へのツッコミとしても使われる。特に自虐ネタとか。「謎之声:みたくねーよ!」みたいに)
停屍間: チャットルームの別名。特にチャットルームで誰も話していないときを指す。
轟殺: 香港漫画用語。人を殺す動作を指す。
口胡: 香港漫画用語。ふふふという笑いを表わすのに用いる。「XD」と同じで、「口古月」とも書く。(※本当は口へんで一文字)
口桀: 香港漫画用語。悪人のケケケという笑い声を指すのに用いる。特に陰険に笑うこと。(※本当は口へんで一文字だが、台湾では二文字で書き、さらに二文字として読むらしい)
破天: 香港漫画用語。つまり「打破天」で、気分が悪いときにこの言葉を使う。
口癖: 文末に必ず加えることが習慣になっている助詞を指す。たとえば「喵~」(……にゃ)など。
熱血: 攻撃力を2倍にできる能力。機戦(※スーパーロボット大戦)シリーズから。派生して、激昂した気持ち。
魂: 攻撃力を3倍にできる能力。機戦シリーズから。誇りを持って奮戦してやまない職業精神でもある。
体溫治療: あるメイド長が発明した治療法。百病を治療できるとか。しかし、このメイド長がこの方式を使う前にみなぶっ飛ばされてしまうという。
王道: 最も正確に、あるいは常に出現する人やものごと。通常は個人のはまっているものを言うにすぎない。
外道: 常識にたがう(あるいはあまりにも常識に合いすぎている)もの。
本命: 最も大好きなもの。たとえば、帥哥本命
鬼畜: 人道的でない残忍なもの。
調教 / 凌辱: 強制的H、陵辱、虐待。
純愛: 純潔な愛情。
耽美: 唯美。
萌え: 人を熱烈に好きにさせるようなもの。
甘い: 太甜了。人を形容するときには、あまりにも無邪気な様子。
大好き: 最喜歡。
最高: 最棒 / 最好
素敵 / 素晴: 好棒 / 完美
苦手: ある事柄についてやりにくい、手を焼くように感じる。
殘念: 可惜的
怨念: あることがらに対して恨みを感じて形成する強大な霊念。あるいは、あるものごとに対する熱狂や執念を表わすのにも使う。
潛水: しばらく投稿しない行為。(※あるいはROM)
浮上: 潜水していた後は浮上してくる。
潛水艇: 投稿しない人。
XXOO: 「做愛做的事」(セックスする)、たとえば、「甲和乙在XXOO」(甲と乙がXXOO)
惡趣味: 変な癖、みんなと違う特殊な嗜好。通常はこの種の特殊な嗜好にはマイナスのものという意味が込められている。
大人買い: 大人(あるいは年長者)の財力・クレジットカードなどの手段を利用することを指す。ある収集品を大量購入して占有する行為である。市場価格の混乱・崩壊を生み出すため、これは新しい形式の経済犯罪行為である。以前はふつう相当の財力を持った大人が怨念によってなす行動様式を指していたが、最近は学生の手にした小遣いやバイト代が少しずつ増えており、「大人買い」も低年齢化する傾向にある。
仆街: 「仆街」の原義は「行き倒れ」で、初期の暗黒街用語だった。幫会(秘密結社)に加入する儀式の中で宣誓するときに使われた。しかし、その後、香港政府が黒社会が公然と活動することを禁止すると、儀式はだんだん簡単になり、加えて一般市民が黒社会との接触を失っていく過程で、「仆街」という二文字は以前のような意味合いを失ってしまった。名詞としては「馬鹿野郎」「悪人」という意味で、「個」「條」「班」といった単位語がつく。その中でも「條」はもっとも侮辱の意味が強い。動詞としては「仆倒在街上」「絆倒」(つまずいて転ぶ)、形容詞の時には「憎たらしい」「腹黒い」、また「たまらない」「まずくなった」の意味もあって、大体「大鑊」と同じ意味である。助詞のときには「打」を形容し、「打」の程度を強調し、またその動詞の動作の強度を強める。また「PK」とも表記される(※広東語で「ポッカイ」と読む)。
自主規制: ある程度の言行を越えて発表したりなしたりしないというセルフコントロール、制限。その基準は人によって違う。たとえば「下品な言葉だから自主規制する」という具合。由来:89年日本人宮崎勤が多くの幼女を殺害して逮捕され、警察が宮崎の家の中を捜索して大量のエロ漫画、同人誌等を見つけ出した。このため日本のメディアはこの事件と超級ACG専門家OTAKUとをイコールで結びつけ、日本では三、四年にわたってACG浄化運動が巻き起こった。遊人、森山塔などのかなり有名な漫画家も巻き込まれた。その複雑な事情は短文では語り尽くせない。そのころの最も有名な名詞がつまり「自主規制」「有害図書」だったのである。
顏文字: 表情符号。たとえば ^^, =.= ……など。
仆桌: これは高等な顔文字技巧で、仆街技とちゃぶ台返しの技に十分慣れ、しかも20歳にならなければ使うことができない。
╭□○=
╯┬────┬
参考資料の出所:
"遊戲基地" KUSO萬萬歲版
"金庸茶館‧武林字典" 茶館單身人士聯盟
"Gundam War"
"format - ACG"
王蒼幻の台湾の網友のメール
台湾オタク用語集2
(※前半は、初心者が日本語おたくページを読むための、日本語おたく用語マニュアルらしい。そのため見出し語も日本文字で書かれている。後半にオタク用語集が追加された)
[ロリ] (Loli、羅莉も同じ):【名詞、形容詞】;意味は「幼女」を指し、実年齢約12歳以下の少女である。日本語で[ロリ]といい、中国語で音訳して[羅莉]という。ACGでは、精神状態が未成熟な登場人物(やることが子供っぽい)を一般に[ロリ系]の登場人物と称する。ロリ系登場人物を好む人を「羅莉控(lolicom)」あるいは「羅莉星人」という。ロリ系登場人物の作品ばかりを描く人を、尊称として「ロリ製造者 (Lolimaker)」と呼ぶ。しかし、蘿莉という言葉は、もともとロシアの小説化ナボコフ(納博可夫 Vladimir Nabokov)が1955年に書いた小説) 「蘿莉塔 ( Lolita )」に由来する。これは一人の中年教授が十二歳の女の子に恋慕する物語である。Lolitaはその女の子の名前であって、この書物は当時一度発禁となったが、現在は既に文学における古典名著となり、藍燈書屋によって二十世紀英文小説の第四位に選ばれている。また、lolitaという言葉は全世界で大人を誘惑する少女を形容する代名詞となっている。この物語が日本に伝わり、こういった嗜好のある多くの書籍にこの名称が使われるようになり、縮めてロリというようになった。こうしてloliとなったのである。人によって見解は違うが、今は見かけが子供っぽい女の子を指し、明確な定義は「個人的に見て認められた小妹妹」ということになる。例:「好可愛的羅莉呀!(なんてかわいいロリだろう!)」「這真是太羅莉呀!(これはすげえロリだ!)」
[ぷに] :【名詞、形容詞】;ロリと同義の字で、男の登場人物を形容することもできる。アニメ界ではロリという字はよく使われるが、ロリの年齢はぷによりも高いという説もある。一般的に、以下の特徴をもつ登場人物は「ぷにキャラ」(「キャラ」は登場人物を意味する略称)と呼ばれる。頭身数が少なく、全体に(特に顔の頬の部分に)ふっくらした感じのある登場人物。厳格にこの部類の登場人物を述べるならば、男女関係ない。以下にいくつかのぷにキャラの例を挙げる。その1:夢幻蠟筆王國(夢のクレヨン王国)のシルバー王女。その2:守護女神月天(まもって! 守護月天)の離珠。その3:美少女戰士セーラームーン第二部に登場した月野小兔(ちびうさ)。その4:ぷにキャラの始祖――魔法公主明琪桃子(魔法のプリンセス ミンキーモモ)の明琪桃子(ミンキーモモ)。この言葉の語源はおそらく「ふにゃふにゃ」という言葉で、この言葉は字面的にも柔軟という意味がある。
Lolita(洛莉塔):【名詞】;A seductive adolescent girl. その魅力に逆らえない未成年の少女。羅莉の由来となったもので、もとは小説のタイトル。例:「看那女孩,好一個洛莉塔呀!(あの女の子を見ろよ、素敵な洛莉塔だ!)」
正太:【名詞、形容詞】;正太と蘿莉はあまり変わらないが、男の子を指す。これも年齢約12歳以下の少年で、同様に人によって見解は異なるが、現在はただ見かけが子供っぽい男の子を指す。最も重要なのは、ヒゲがあってはならず、年齢はあまり高くなく、見かけは女性的であり、身長はまだ伸びる途上で、あまり太っていてはならず、短パンをはいていればさらによい。その姿は洋服に短パンの男の子で、こういう男の子を好むのが「正太癖」という(愛好者の多くは女性である)。この言葉の起源は鉄人28号の主人公・金田正太郎の名字を省略して美少年をたとえたもので、そこで年少のかわいい男の子好きを「正太控」というようになった。はじめのうちは正太には卑猥な意味はなかったが、その後、アニメ雑誌ファンロードでロリに対する対語として使われ、ロリ小説中のロリに相当する正太役が新たに生まれた。鉄人28号の主役金田正太郎のことは現在忘れられ、男の子の代わりに正太郎という名詞が使われるようになった言葉の起源も忘れられた。明確な定義は「個人的に見て認められた小弟弟」。例:「看,那邊有一個好可愛的正太唷!(みて、あそこにかっわいい正太がいる!)」
[ショタ] :【名詞、形容詞】;「正太郎コンプレックス」の略称。美少年あるいは幼少の美少年に萌え萌えな行為を指す。ぷに萌え型の人の多くは、この部類であると自称する。
[はにゃーん] :【形容詞】;これは木之本 櫻(「カードキャプター さくら」=中国語訳で「庫洛魔法使 櫻」の主人公。この作品はもともと漫画で、作者はかつて「聖傳」や「魔法騎士レイアース」を出したCLAMP。「庫洛魔法使 櫻」という作品は現在アニメになっており、現在も放映中)が「ぽーとしている時」に発する声。現在、この言葉は広く「幸福な状態」を形容する用語として使われている。
[ハッバ系] (葉子系) :【名詞、形容詞】;「リーフ(Leaf)」社の製品のファン、あるいはリーフ社の製品に関する同人作品。
[つるぺた] :【名詞、形容詞】;平坦で洗濯板のような胸部、あるいは胸部がはっきり出ていない女の子。( (註: 原文は「つるつるぺったんこ」で、その中の「つるつる」は平滑の意味がある。ただし、全体ではピッタリした訳し方にならないので、そのため洗濯板と訳した)。つるぺたは一般に「ロリ」の別称。用法的には、単に胸のない女の子あるいは胸が小さいことを指す。
[スパッツ] (女用及膝襪) :【名詞、形容詞】;現実世界では運動短褲(プルマ)廃止運動があり、空想美少女の世界ではスパッツの風潮がわき起こっている。スパッツをはけば、足を伸ばして美しい曲線を見せることができる。スパッツは運動型美少女(「スポーティ」)には必須の小道具となっている。
メイド (Maid):【名詞】;女中。例:「MAHORO是我最愛的メイド呢(MAHOROはぼくの最愛のメイドだ)」
委員長 (班長) :【名詞】;委員の仕事を掌握する人(台灣では一般に「班長」とか「班代」という)。その性質には常に「眼鏡(めがね)」と「好孩子(よいこ)」という二つの特性が含まれる。後にはこの二つの特性のみを切り離して独立し、「委員長系」という呼び方もできた。
最高:【形容詞、副詞】;最棒、最好。
大好き:【形容詞】;最喜歡。
おさななじみ【幼馴染み】幼なじみ(子供のときに一緒に遊んだ、あるいは「青梅竹馬」):【名詞】;小さいときに一緒にいたかわいい異性。そのために、彼女を恋人として見ることが難しくなってしまったりもする。
下級生(学弟・学妹):【名詞】;多くの設定では、通常主人公と一学年違い。性格的には多くが子供っぽさと人見知りという二つの性質を有している。
上級生 (学長・学姐):【名詞】;意味は文字どおり。ただし、注意すべきことが一点。同級生のように見える上級生が作品中に登場するのが常である。
[ギャルゲー] (GalGame,一般に美少女遊戲を指す):【名詞】;一般的解釈は、「美少女登場人物の魅力を主要なウリにしているゲーム」となるが、この言い方だと、この種のゲームは「この手の店でしか売っていない」ように思われてしまう。そのため、多くの商店では、商品がこのように呼ばれることを歓迎しない。
[グッズ] (GOODS,商品 ):【名詞】;「キャラクターグッズ」の略称。ゲーム中の登場人物から派生した商品。通常はゲームにおける初回特典に入っている。しかし、最近は先にグッズを売り、それからゲームを売るという例も発生している。
原畫(原画):【名詞】;1.アニメで使われる。アニメ化のとき、スタッフは原画を動画にするわけである。動画の品質は通常、原画によって決まる。2.アニメのないゲームでは、単色の原画がスキャナでパソコンに取り込まれ、パソコン上で色をつけられる。3.通常、原画の量は非常に多いため、画集で稼ぐこともできる。
告白:【名詞】;1.一般にはゲーム中のいわゆる「HappyEnding」(ハッピーエンド)であったが、最近は「告白後もゲームを続ける」のが一種の流行となっている。2.もう若くもない人がこういうことを言い出すのは、「萌え系」の人の特徴だ。
[めめやろ] :【名詞】;合成語。「めめしい」と「やろう」の組み合わせ。恋愛ゲーム中、女の子と幸福に至れないBad Endingになることを指す。語源は、「ときめきメモリアル」のバッドエンドの曲で、その曲名は「女々しい野郎たちのうた」であった。用例:「ファーストプレイはめめやろでした(第一次玩的時候失敗,而玩到BadEnd了) 」
萌え:【形容詞、副詞】;極度にカワイイと感じさせるような人、こと、ものを指す形容詞。
萌え:【名詞】;ここでいう愛は一種の「留戀,戀戀不能忘懷的愛」(気になって仕方なく、忘れられない愛)であって、恋愛とは同じではない。
[萌えキャラ] :【動詞】;趣味者が好きな登場人物。用例:「わたしの萌えキャラは マルチです.(我喜歡的角色是マルチ)」
[萌え系] :【名詞、形容詞】;空想美少女好きな人たち、あるいはそういった人たちが引き込まれるような作品やキャラクター。
[萌える] :【動詞】;簡単に言えば「喜歡(好き)」の意味。用法:「xxx(某キャラ)萌え萌え~~~~~~」とはつまり「我喜歡 xxx ~~~~~~」。「萌える」は「燃える」から変化してきた。語源については諸説紛々で定めがたいが、「看到美少女們,心中就會有一種彷彿春天降臨的感覺(美少女を鑑賞して, 心に春を感じるという語感)」という説明が比較的受け入れられている。
[ヤオイ] :【名詞】;男同士の間の恋愛と性愛を描いた小説や漫画を指す。女同士の場合には「ヤオイ」ではなく「百合(ゆり)」を使うことに注意。
[百合] :【名詞】;女同士の間の恋愛と性愛を描いた小説や漫画を指す。現在の同人誌の市場では、空想美少女を主題とした「百合本」は大きな潮流となっている。
[~ラー] :【助詞】;接尾辞の一つで、そのものの擁護者(ファン)の意味。「ときめきメモリアル」なら「メモラー」、「TrueLoveStory」なら「トゥルラー」。この接尾辞は、ゲームやアニメに限るものではない。有名な香水ブランドChanel製品のファンは「シャネラー」である。
[略稱] (簡稱) :【名詞】アニメやゲームの名前を簡略化する場合、たいていは以下の方式が採用される。1. 「ときメモ」(ときめきメモリアル) や「セラムン」(美少女戦士セーラームーン)の「四字法」 2.「TLS」(TrueLoveStory)や「KOF」(King of Fighters)の「字母順序法」 3. 「センチ」(センチメンタル グラフティ)や「悠久」(悠久幻想曲)の「頭文字法」
[戀愛シミュレーション] (戀愛模擬) :【名詞】;これは「模擬恋愛」ゲームの総称である。文字上では「育てシミュレーション」という育成型と混同されがちだが、恋愛シミュレーションゲームでは、育成要素は必要条件ではない。
[パンチラ] :【名詞、形容詞】;この言葉は「パンツ」(內褲)と「ちらり」の二語から生まれた合成語である。女性主人公の「パンツがちらっと見えること(內褲若隱若現的狀態)」を指すが、露出回数が多すぎると萌え感が失われる。
[美少女ゲーム] :【名詞】;美少女遊戲を指す。ただし、この言葉はよく「十八禁ゲーム」の隠語として使われてきたため、十八禁ゲーム会社は自社の作品に美少女遊戯という文字を被せたがらない。
[ヒロイン] :【名詞】;その作品の女主人公の女の子を指す。大半の設定では、ヒロインはまっすぐな長髪で、ヘアバンドかリボン(緞帶)をつけている。その次はいわゆる副女主人公(サブ ヒロイン)で、ゲーム中の地位はわずかに女主人公に次ぐものであり、性格は設定上ヒロインと対照的なものとなっている。
[手作りべんとう](手製便當) :【名詞】;恋愛ゲームでは女の子が主人公に弁当を送ってくるというイベントが発声する。この字はその弁当の代表である。このイベントが発声したときには当然喜ぶことになるのだが、たまにまずくて食えない弁当というイベントが発声することもある……。
[フラグ立て] (フラグはFlag) :【名詞】;目的を達成するために求められる必要条件。フラグを立てるには、必要な選択や行動をしなければならない。
[ヘアーバンド] (束髮帶) :【名詞】;今やゲームヒロインのマークとなっている。有名なものとしては、ときめきメモリアルの藤崎詩織。
[ヘルメット] (安全帽) :【名詞】;ショートカットの髪型の女の子を指す。その多くは比較的恥ずかしがり屋の性格として設定されている。しかし、この言葉は悪口として使われ、マイナスの意味があるため、使用上は注意が必要だ。
[ほえほえ] :【形容詞】;「ほえほえ」の意味するイメージは、ぼーとしたかんじ(發呆的樣子)で、いわゆる「ほえほえ美少女」は以下の特質を備えた登場人物である。1.いつも「起きたばかりのぼんやりした感じ」を感じさせる。2.他の人が名前を呼んだときに、「はい?」「ん?」といった答えをする。ときには「ほえ?」ということもある。よくわからない?いくつかのキーワードを理解すれば、理解するのはそう難しくない。この種の美少女を形容する言葉としては、通常、「天然傻瓜(天然ボケ)」「文靜(おっとり)」「大事件が起こっても我が道を行く」「どんなことをやってもすぐ失敗する」「他人を嫌うことがない」というようなもの……まだわからない?ではいくつかの例を挙げるので読者は自分で体得してほしい。その1「庫洛魔法使 櫻(カードキャプター さくら)」の大道寺 知世(木之本櫻はあまりにもよい子の要素が強すぎるので、ほえほえ系には入らない)。その2「幸運女神(ああっ女神さまっ)」の貝爾丹迪(ベルダンディー)。その3「天地無用! 魎皇鬼」の九羅密美星。
[本名プレイ] :【名詞、動詞】;ゲーム主人公の名前をゲーマーの名前に変えてゲームを進めること。このようにすることは、感情移入する助けとなる。
[同時攻略] :【名詞、動詞】;恋愛ゲームの中で、何人かの登場人物について同時完成(クリア)して、結果を果たす行為。
[水色髮] :【名詞】;女の子の髪の色が水色。スカイブルー(天空藍色)という人もいる。この種の美少女の歴史を見ると、水色髪の始祖は「GS美神」の幽霊美少女「金奴(おキヌ)」であろう。最近比較的有名なのは、「YAT安心! 宇宙旅行」の天王寺桂。
[めがね] (眼鏡娘) :【名詞】;めがねをかけた女の子。
[同人誌] :【名詞】;大型商業販路によらない雑誌。作者が同じ趣味の人を集めるので、その製品も「同人誌」という。註:もともとは「同好の志(同人)による雜誌」で、これを略して同人誌という。
[東鳩] :【名詞】;リーフ Leaf 社がかつてWin95で発表した学校恋愛シミュレーションゲーム「To Heart」。日本語の「To Heart」の発音が「東鳩」と同じなので、東鳩がTo Heartの別名となった。東鳩というのはもともと菓子会社の名前だが、その会社は今「東ハト」に改名している。
[受け] (受方):【名詞】; 「ヤオイ」と「百合」の行為の中での受方をいう。「被攻角色(受けキャラ)」という用語があるが、反対は「進攻角色(攻めキャラ)」である。
[コスプレ] (COSPLAYあるいはCOZS):【名詞】;「コスチューム プレイ」の略称。衣服の遊びで、通常はアニメ・ゲームの登場人物の衣服を着ることを指す。この発展初期の服装は大半が自作であったが、最近は多くの店で完成品を販売し始めている。COSPLAYの人を一般にCOSPLAYERと称し、女性が多い。同人誌発表会やCOSPLAY舞会では常にカメラを持った連中が出現し、COSPLAYERを撮影する。「萌え系」の人は通常はCOSPLAYを見るのを好まない。特に自分の「萌え」キャラがCOSPLAYされているときには……。
[ドラマCD] (Drama CD) :【名詞】;画面のないアニメやゲームを指す。画面はないが、その作品の世界を構築するにあたって、これはかえって非常に大きな貢献をする。
[トレカ] :【名詞】;「トレーディングカート(Trading Card)」のこと。名刺の大きさで図案の載ったカードで、漫画店内に並べられたカード機の中にある。しかし、このカードはそのカード機のほかにも、四、五枚で一単位として包装して販売されることもある。アメリカ職籃卡(NBAカード)や日本の「ときメモ卡」(ときメモカード)などがある。これらのカードは交換(Trading)という手段で収集されるのでこういう名称になったというが、自分が集めたものを他人と交換したくない人もいる。このような状況はギャルゲー(GalGame)では比較的よく発生する。
[年齡] :【名詞】;空想美少女の世界の中では、多くの登場人物が見かけと実際の年齢が合わないことがよくある。例:To Heartの「マルチ」は、見かけは中高生だが、実際の年齢は製造後二週間である。(註 原文中には50万歳の登場人物マリーベルが挙げられていたが、この登場人物の出所はわからなかったので、わかる人は追加してください)(※「花の魔法使いマリーベル」は見かけ幼児、設定上の推定年齢50万歳)
[爆彈] :【名詞、形容詞】;「ときめきメモリアル」ゲーム中、女の子が傷心状態のときに爆弾が一個登場することがある。この爆弾が一度爆発すると、主人公の好感度は下がってしまう。その後、爆弾という言葉は「危険が目前に迫っている」状況を指すようになった。この由来は、「Mac爆弾」にあるはずだ。Mac機を使っているときに爆弾アイコンの窓が出現することがあり、これを「Mac爆弾」という。
[コミケ] :【名詞】;「コミックマーケット(Comic Market)」の略称。もとは日本国内最大の同人誌即売会を指す。毎年、冬と夏の二回の即売会があって、20万人以上の人を集め、日本同人誌界の一大イベントである。しかし、アニメ用語の中に登場するときには、一般の同人誌発表会を指す。
[しまい] :【名詞】;(「姊妹」の語なのだが、「姊」の漢字が出せないのでひらがなにしておく)(※「姉妹」)意味はまさに文字どおり。美少女ゲームでは、主人公には妹がいることになっているが、お姉さんがいるという設定はあまり見ない(しかし、「大姊姊(おねえさん)」という設定はたまにある……)
[Xゲーム] ):【代詞、名詞】; 十八禁ゲームの別名。「X指定」の意味。
[エビテール] (蝦尾巴):【名詞】; 「True Love Story」の登場人物「天野みどり」の髮型。この髪型は後頭部に二つの大きな「辮子(三つ編み)」があって、エビの尾のように見えるので、これを「蝦尾巴(エビテール)」と呼ぶ。
[十五禁] :【名詞、形容詞】; 15歳未満禁止の略称。別名「R指定」
[十八禁] :【名詞、形容詞】; 18歳未満禁止の略称。日本国内の家庭用ゲーム機の中で、18禁ゲームをまだ出しているのはPC-FXだけになった。しかし、シェアで言えばパソコン上のものに比べて消えたものが多い。このため、18禁ゲームといえばPCゲームのことを指すようになった。
[十八歳以上推獎] :【名詞】;当初、SegaSaturnは18禁ゲームを廃止して、もう一つの基準を設けた。それが「十八推」の基準である。十八推は表現的には十八禁より弱いが、実はほとんど差がない、という人もいる。
[守備範圍] :【名詞、形容詞】;「萌え萌え」感覚を生じる年齢範囲。もしそれが12歳の場合は要するに「ぷに萌え」となる。
素敵:【形容詞、副詞】;「好棒、完美」という称賛の意味。「素晴」も同じ。
殘念:【形容詞、副詞、感歎詞】;可惜的。例:「今天沒有買到妹妹公主的音樂盒,真是殘念啊(今日はシスプリのサントラを買えなかった。本当に「残念」だ)」
苦手:【形容詞】;あるものごとについて、難しいと感じる。
怨念:【名詞、形容詞】;ある人がある物事に対して恨みを感じて形成する強大な霊念。あるいは、ある事物に対する熱狂を示す。
惡趣味:【名詞】;変わった癖、みんなと違う特別な嗜好。通常、この種の特殊な嗜好はマイナスの面を帯びている。
KUSO(くそ):【名詞、動詞、形容詞、副詞、感嘆詞、助詞】;名詞は「糞」と解釈される。動詞なら罵倒。形容詞・副詞なら事物や動作がひどいとか、爆笑ものだとか。また、この言葉を大声で口にすることで、自分の感情を表わすことができる。これは感嘆詞と解釈できる。それは罵声である。このほか、KUSOは文頭または文末の助詞ともなる。
流星:【名詞】;ほんの少しセクシーだとか、ちょっとだけ露出した部分のあるCG画像。
XD:【助詞】;文字通りの意味だと「X的(※クソッ!)」だが、首を90度傾けて見れば、表情符号となっている。(※ふつうは単なる顔としてのみとらえられているみたいで、X的というニュアンスはないようだ。むしろ(笑)に近いかも)
敗家:【動詞、形容詞】;多くの精品(好物)を買う動作を指す。また、一度に多くのお金を費やして商品を購入すること。
停屍間:【名詞】;チャットルーム(聊天室)の別名。チャットルームで会話のないときを指す。
港漫用語:【名詞】;(香港漫画用語)文化的な違い、話し方や言葉も違うので、新奇な言葉が使われると困惑するが、やがて定着するようになる。
口胡:【助詞、感歎詞】;香港漫画用語。ふふふという笑いを表わすのに用いる。「XD」と同じで、「口古月」とも書く。
口桀:【助詞、感歎詞】;香港漫画用語。悪人のケケケという笑い声を指すのに用いる。特に陰険に笑うこと。
轟殺:【動詞】;香港漫画用語。人を殺す動作を指す。
廢材:【名詞】;香港漫画用語。無用の人、廃物を表わす。「廢柴」「膿包」とも。
破天:【動詞】;香港漫画用語。つまり「打破天」で、気分が悪いときにこの言葉を使う。
逆天:【動詞、助詞、感歎詞】;香港漫画用語。天道に逆らって行なうことを指す。あるいは憤怒したときにこれを文頭につける。
未夠班:【形容詞】;香港漫画用語。北京語の「不夠格」(基準に達していない)、力量不足を表わす。
收聲:【動詞】;香港漫画用語。口を閉じるという意味。「收嗲啦」とも。
控:【名詞】;極度にあるものごとを好きな人を指す。好きなものを「控(コン)」の前に置く。例:羅莉控。
口癖:【名詞】;文末に必ず加えることが習慣になっている助詞を指す。たとえば「喵~」「です~」「がお~」「うくん~」など。
[せつなさ炸裂] :【形容詞、副詞】;ゲーム「センチメンタル グラフティ」中のキャッチフレーズ。「センチラー」の間では「せつなさ炸裂」はまさに「萌え」と同義で使われている。
[屬性] :【名詞】;個人の好きなキャラクターの傾向を示す言葉。
[育てゲー] (育成遊戲) :【名詞】;育成シミュレーションゲームの略称。「ときめきメモリアル」出現後、多くの人がその影響を受けて、育成ゲームと恋愛ゲームを混同するようになった。しかし、実際には育成ゲームに恋愛要素が必要というわけではない。
熱血:【名詞、形容詞】;攻撃力を2倍にできる能力。機戦(※スーパーロボット大戦)シリーズから。派生して、激昂した気持ち。
魂:【名詞】;攻撃力を3倍にできる能力。機戦シリーズから。誇りを持って奮戦してやまない職業精神でもある。
愛:【名詞】;HP回復できる能力。機戦シリーズから。
大鑊:【動詞、形容詞、感歎詞】;まずい、という意味(※「大鑊」はもともと「大鍋」)。例:「下星期就要期考了,書都未看,這下子大鑊了啦!(来週期末テストだ、まだ本を見てない、今回はまずいよ!)」
大人買い:【動詞】;大人(あるいは年長者)の財力・クレジットカードなどの手段を利用することを指す。ある収集品を大量購入して占有する行為である。市場価格の混乱・崩壊を生み出すため、これは新しい形式の経済犯罪行為である。以前はふつう相当の財力を持った大人が怨念によってなす行動様式を指していたが、最近は学生の手にした小遣いやバイト代が少しずつ増えており、「大人買い」も低年齢化する傾向にある。「長輩買」「長輩威能」とも。(參考資料:「かってに改藏」)
[大きいお友達] (大朋友) :【形容詞】; 「自動為の市場のアニメやおもちゃ」が好きな人を指す。アニメ「セーラームーン」(中国語訳:美少女戰士)以来、この人種が急速に増えつつある。例:「在電影院中的大朋友(大きいお友達)只有我一個(映画館の中で大きいお友達は俺一人だ)」
體溫治療:【名詞】,あるメイド長が発明した治療法。百病を治療できるとか。しかし、このメイド長がこの方式を使う前にみなぶっ飛ばされてしまうという。
癌細胞:【名詞】;謎の青い角のある生物で、本名はunyuu(うにゅう)。いくつかの変種があり、「任意」たんに出没する。これはある怪獣が最もいやがるものである。
外道:【名詞】;過度に豊満な胸をもつ女性を特に指す。また、常識と違う(あるいは常識に合いすぎている)ものをさす。
病狀惡化促進劑:【名詞】;ある怪獣が病気のときに飲む薬。効用は読んで字の如し。
甘い人:【名詞】;中国語で「甜人」は「新人」の意味。
甘い:【助詞、感歎詞】;日本語で「AMAI」と発音する。多くの漫画で登場する言葉だ。意味は「太天真了!!(単純すぎる!)」あるいは「太甜了!(甘すぎる!)」(食物を指す)。
推倒:【動詞】;ある人を地上(またはベッド上)に押し倒す意味。
孟獲:【動詞】;南蛮語「わからない」の意味。通常は2回繰り返す。例:A「你知道我家那個可愛的正太跑哪里去了嗎?(うちのかわいいショタはどこにいっちゃったんだろう?)」B「孟獲孟獲(知るかよ)」。 (※butさんによると、この用法は2001年に出版されて台湾のネット中で話題になった三国志同人誌『秋風五丈原』(VIVA氏作)の中で、南蛮語の「わからない」の意味で使われて広がったもの。またmaltz's san9 story!も参照)
仆桌:【動詞】;これは高等な顔文字技巧で、仆街技とちゃぶ台返しの技に十分慣れ、しかも20歳にならなければ使うことができない。
仆街:【名詞、動詞、形容詞、助詞】; 「仆街」の原義は「行き倒れ」で、初期の暗黒街用語だった。幫会(秘密結社)に加入する儀式の中で宣誓するときに使われた。しかし、その後、香港政府が黒社会が公然と活動することを禁止すると、儀式はだんだん簡単になり、加えて一般市民が黒社会との接触を失っていく過程で、「仆街」という二文字は以前のような意味合いを失ってしまった。名詞としては「馬鹿野郎」「悪人」という意味で、「個」「條」「班」といった単位語がつく。その中でも「條」はもっとも侮辱の意味が強い。動詞としては「仆倒在街上」「絆倒」(街頭で倒れる)、形容詞の時には「憎たらしい」「腹黒い」、また「たまらない」「まずくなった」の意味もあって、大体「大鑊」と同じ意味である。助詞のときには「打」を形容し、「打」の程度を強調し、またその動詞の動作の強度を強める。また「PK」とも表記される(※広東語で「ポッカイ」と読む)。
銷魂:【形容詞、副詞】;あるものごとや動作が驚き、あわてるようなものであることの形容、あるいはある人物が言葉にならない、応答不能な状況に陥ることを指す。(※「銷魂」の出典は映画「食神」(周星馳)で、映画のせりふが流行語になった。by butさん)
謎:【形容詞、副詞】:事物や動作が極めて神妙・奇妙あるいは解釈が難しいことを指す。通常は「好謎啊!(すげえ謎だ!)」と使う。
王道:【名詞、形容詞】;王の進む道、正確な進路、正確な方法である。あるいは最も強大なものと解釈される。例:「KUSO才是王道啊!(クソこそが王道だ!)」
御姐:【名詞、形容詞】;声や外見がかわいく、体つき・性格・性格も成熟していて、大姐姐級というイメージを与える人。成長して成熟し、ものごとがわかっている女性と言える。ACG界の女性ではロリを除けば一大勢力となっている。
熟女:【名詞、形容詞】;成熟してあでやかな大姐姐、「御姐」に似ている。
姐貴:【名詞、形容詞】;全身に筋肉がついていて、頑丈な筋肉美の女性。また、成熟してあでやかな大姐姐を指し、これは「熟女」に似ている。「姉貴」とも。
兄貴(あにき、アニキ):【名詞、形容詞】;もともとは「哥哥(お兄さん)」の意味で、比較的親しい呼び方。「御兄」(おにい)「阿泥ㄍ一」「喔泥漿」(おにいさん)とも。また、全身に筋肉がついていて頑丈な筋肉美を有し、熱血に満ちた新しい一代の有望な青年を指す。(もともと、超兄貴とは筋肉男であった)
暴走:【名詞、動詞】;機体がコントロールを失うこと。あるいは人が理性を失い、本能によって野獣に近い行為を行なうこと。
先行者:【名詞】;中国大陸で開発された先進人型機械。後に日本のアニメファンがおちょくって、高戦闘力の兵器ということにしてしまった。その最も有名な武器は、股間の「中華大加農」(中華大キャノン)である。(※テキストサイト「侍魂」参照)
中華大加農:【名詞】;(中華大キャノン)先行者の股間の超強力武器。威力はおそるべし。先行者の最終武器で、ビーム系の武器である。また「中華加農炮」とも書く。
鐵拳無敵孫中山:【名詞】;中国博大精神の武術と、絶対奥義おちょくり精神を融合させ、中華民国の血と涙をもって作り上げた近代史上の偉大な作品。(※そういうB級映画があった)
暗黑太極拳:【名詞】;「センチメンタル グラフティ」(中国語ウィンドウズ版では「青澀寶貝」)というゲームのオープニングアニメの別名。女の子たちが黒い背景の中で太極拳のようにはねている。一般には、意味不明な踊りもこのように呼ばれる。
小白:【名詞、形容詞】;ネット上で礼節を守らず、秩序を守らず、自分のルールを保てない人。「小白癡」の略称。ときには知能が低い人、理解力が低い人も指す。同義の日本語は「厨房」。(※butさんによると、小白痴の略ではなく、台湾語の「小白卵(=人付き合いのできない人)」か「小白目(=空気を読めない人)」の略ではないかとのこと。上の方の「白目」の項目を参照)
OVA:まずOVAとは何かを解釈しよう。OVA=ORIGINAL VIDEO ANIMATION=原創動畫錄映帶(オリジナル・ビデオ・アニメーション)だ。OVAは日本アニメ史で非常に重要な地位を占めている。各種アニメ資料ではいつもその影が見え隠れしている。OVA作品が最初に公開されたのがテレビや劇場でないというならば、それはOVAである。もしテレビや劇場で上映された作品がビデオ/LD/VCDなどに再録されたとしても、それはOVAではない。OVAのVはビデオ/LD/VCD/DVD媒体を指し、単にビデオテープだけとは限らない。
劇場版:劇場版(アニメ)とは何か。映画館で初公開されるように制作されたアニメである。これらの作品の製作には資金・人力もOVAやテレビ版アニメよりずっと投資され、画工もできる限り豪華になっている。もちろん動作の流暢さや使っている色数なども明らかにOVAやテレビ版とは違っている。通常、劇場版アニメは1本90分だが、一定せず、違いも大きい。現在、人気の出たTVアニメだけが劇場版として作られるが、劇場版はもちろんそのままの再現ではなく、通常はTV版と違っている。たとえば、《少女革命》や《超時空要塞》では、劇場版はストーリーと人物の主線のみが原作を保っている。 |